横須賀三浦の皆さんこんにちは、今日のテーマは犬のけいれん。
# 犬のけいれんについて知って欲しいこと
愛犬が突然倒れてガクガクと震えだしたら、誰でもパニックになってしまいますよね。けいれん発作は犬にもよく見られる症状のひとつですが、正しい知識を持っておくことで、いざというときに落ち着いて対応できます。今回は、犬のけいれんについて飼い主さんに知っておいてほしいポイントをまとめました。
## けいれんとは
けいれんとは、脳の神経細胞が異常に興奮し、体の筋肉が意思に関係なく勝手に動いてしまう状態のことです。全身がガクガクと震える「全身性けいれん」のほか、顔やまぶた、片足だけがピクピク動く「部分的なけいれん」もあります。多くの場合、意識がなくなったり、よだれを垂らしたり、失禁・失便を伴うこともあります。
## 主な原因
けいれんを引き起こす原因はさまざまです。
– 特発性てんかん:原因がはっきりせず、遺伝的な要因が関係していると考えられています。比較的若い犬に多く見られます。
– 低血糖:特に小型犬の子犬や、糖尿病の治療中の犬で起こりやすいです。
– 中毒:人間の薬、チョコレート、殺虫剤、植物などの誤食が原因になることがあります。
– 脳の病気:脳腫瘍、脳炎、水頭症などが原因になることもあります。
– 肝臓・腎臓の病気:体内の毒素がうまく排出されず、脳に影響を及ぼすことがあります。
– 熱中症:体温の異常な上昇によってけいれんが起こることもあります。
原因によって治療法や予後が大きく異なるため、自己判断せず獣医師の診断を受けることが大切です。
## 発作が起きたときの対応
愛犬がけいれんを起こしたとき、まず大切なのは飼い主さん自身が落ち着くことです。以下のポイントを参考にしてください。
1. 周囲の安全を確保する:家具や階段など、犬がけがをしそうな場所から離します。
2. 無理に体を押さえつけない:けいれん中の犬は無意識に動いており、押さえると余計に興奮させたり、飼い主さんがかまれてしまう危険があります。
3. 口の中に手や物を入れない:「舌を噛んで窒息する」という心配から口に手を入れる方がいますが、これは誤った対応で、咬傷の危険があるだけでなく窒息の原因にもなりません。
4. 時間を計る:発作の開始時刻と持続時間をメモしておきましょう。スマホで動画を撮っておくと、後で獣医師に症状を正確に伝えるのに非常に役立ちます。
5. 発作が落ち着いたら、静かな環境で休ませる:発作後はぼんやりしたり、一時的に視覚障害が出たりすることがあります。優しく声をかけながら様子を見守りましょう。
## 動物病院に連れて行くべきタイミング
以下のような場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。
– けいれんが5分以上続く場合
– 短時間に複数回発作が起こる場合(群発発作)
– 発作後、意識がなかなか戻らない場合
– 初めてけいれんを起こした場合
– 中毒物質を誤食した可能性がある場合
特に発作が長引く「重積発作」は命に関わる緊急事態です。すぐに動物病院へ連絡し、指示を受けながら搬送しましょう。
## 普段からの記録が診断の助けになる
てんかんなどの慢性的なけいれんの場合、発作の頻度・持続時間・前後の様子を記録しておくことが、適切な治療方針を決める上で非常に重要です。最近はスマホのメモやアプリで簡単に記録できるので、「いつ・どのくらいの時間・どんな様子だったか」をその都度書き留める習慣をつけておくと安心です。
## まとめ
犬のけいれんは原因によって緊急度も対応も異なりますが、共通して大切なのは「飼い主さんが落ち着いて対応すること」と「正確な情報を獣医師に伝えること」です。もし愛犬が一度でもけいれんを起こしたことがあれば、自己判断せずに早めに動物病院に相談しましょう。