三浦横須賀のドックオーナーの皆さんこんにちわ。今日はワンちゃんの痙攣についてになりますが、重要な要点のみを書き出すとこんな無機質な文章になっちゃいました。
犬のけいれん — 原因・見分け方・対処・治療
飼い主さんが知っておきたいことをわかりやすくまとめました
けいれんは多くの場合1〜2分で治まりますが、原因によっては緊急対応が必要です。このガイドを参考に、落ち着いて愛犬を守りましょう。
主な原因
最多
てんかん
原因不明の特発性が多く、遺伝が関与。繰り返すけいれんが特徴。
代謝系
低血糖・肝臓病
血糖値の急落や、肝性脳症による脳への影響でけいれんが起きる。
中毒
毒物・薬物
チョコレート・キシリトール・殺鼠剤などの誤飲が引き金になることも。
脳神経
脳腫瘍・炎症
脳炎や腫瘍が神経を圧迫してけいれんを引き起こす。シニア犬に多い。
感染症
ジステンパーなど
ウイルス性脳炎が神経障害を引き起こすことがある。ワクチン接種が予防に有効。
循環器
心臓病・貧血
脳への血流・酸素が不足すると、失神に似たけいれん様発作が起こる。
けいれんの3つのフェーズ
Phase 1
前兆期
不安そうにする、ぼーっとする、よだれが増えるなどの前触れ。
数分前〜直前
Phase 2
発作期(けいれん本体)
硬直・全身ガクガク・よだれ・失禁・意識消失などが現れる。
30秒〜数分
Phase 3
回復期
ぼんやりする、ふらつく、食欲増進、一時的な視力低下など。
数分〜数時間
発作中の対処法
やること
発作開始時刻と長さを記録
周囲の硬いものを遠ざける
スマホで動画を撮影する
静かに見守り声をかける
換気し、涼しい環境を保つ
やってはいけないこと
口の中に手を入れない
体を強く押さえつけない
水や食べ物を与えない
明るい照明・大きな音を避ける
そのまま放置しない
すぐに動物病院へ!
発作が 5分以上続く、または 24時間以内に2回以上繰り返す(群発発作・重積状態)場合は生命の危険があります。迷わず救急動物病院へ連れて行きましょう。
治療の流れ
原因の特定(検査)
血液検査・尿検査・MRI・脳脊髄液検査などで原因を特定します。特発性てんかんは他の病気を除外して診断。
抗てんかん薬(内服)
フェノバルビタールやゾニサミドなどが主に使用されます。毎日服用が基本で、自己判断での中断は危険です。
緊急時の静脈内投与
重積状態(5分超)にはジアゼパムなどを静脈・直腸から投与し、発作を止めます。入院管理が必要です。
定期的なモニタリング
薬の血中濃度・肝機能を定期チェック。発作日誌をつけて頻度・長さを記録すると診察で非常に役立ちます。
原因疾患の治療・生活管理
低血糖なら食事管理、脳腫瘍なら外科・放射線治療、中毒なら解毒処置など、原因に応じた治療を並行します。
発作を動画で記録しておきましょう
どんな様子だったか(全身?一部だけ?)、どのくらいの時間続いたかを記録するだけで、獣医師の診断が格段にスムーズになります。
このガイドは一般的な情報提供を目的としています。診断・治療には必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。